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弾き語り音楽を検索するのに使う英語キーワードと有力サイトたちへのリンク(たくさん!半永久保存版)

昨晩放映されたNHKスペシャル『新・映像の世紀』の最終回、タイトルは「21世紀の潮流・あなたのワンカットが世界を変える」だった。いままでメディアの専売特許と思われていた「映像」が個人のレベルで浸透していくことで、流れが変わっていく。


これってたくさんの事にあてはまるのだけれど、ここでは「弾き語り音楽」に絞って考ると、下のようなことがいえる。


1.インターネッツの浸透
2.浸透によりインフラコストがだだ下がる
3.接続コストも下がってネットを通じて発表する御仁が増える
4.YouTube等一括で権利処理や簡単アップロードできる場所も増える
5.撮影するスマホも高性能になった
6.音響機器は高くて買えないけどギターと歌くらいなら部屋の隅っこにあるし


ざっくりとこれらの事が連関しながらうねりを作って、「弾き語り音楽」の世界が飛躍的に大きくなっている。いい音楽に出会える機会もたくさん増えたけれど、たどり着くまでが大変になるのは、情報化社会必須のことわり。


ここでは4,5年間ぐらい「弾き語り音楽」を検索しつづけてきた経験のなかから、使える検索キーワードと有力サイトたちを紹介します。


検索キーワード
one mic one take
XXX (アーティストの名前) acoustic
singer-guitarist
singer-pianist
voz y quitarra

 

有力サイトたち

Sofar Sounds
https://www.youtube.com/channel/UCRLZb8PpI9N7COmYqHiDH7A

The Mahogany Sessions
https://www.youtube.com/channel/UCG36u-k09zdIPQh5EEdVgTA

BalconyTV
http://www.youtube.com/channel/UCdjZk4tVh36cykHUWBWnR4w

desubicadostv
https://www.youtube.com/user/desubicadostv/featured

Off.tv
https://www.youtube.com/user/offtv/videos

RockstoneSessions
https://www.youtube.com/user/RockstoneSessions/videos?sort=p&view=0&flow=grid

NPR
http://www.youtube.com/channel/UC4eYXhJI4-7wSWc8UNRwD4A

ONTHESHELF21
https://www.youtube.com/user/ONTHESHELF21/videos?sort=p&view=0&flow=grid

liveset
https://www.youtube.com/user/liveset/videos

SONIDO AMBIENTE
http://www.youtube.com/channel/UCaTJdJVUPbM2KEWsS_z-B9A

FolkSeattle
https://www.youtube.com/user/FolkSeattle/videos?flow=grid&view=0&sort=p

CardinalSessions

https://www.youtube.com/channel/UCOCjoq4cms20Ik39r1aOqXA

Soul Kitchen
https://www.youtube.com/user/SoulKitchenfr/videos

Radio Gladys Palmera
https://www.youtube.com/channel/UCrJ3IgkEhujbAn_oZKro-vg

GondolaSessions
https://www.youtube.com/channel/UC6C2ZWioHKPyiWDfjpmhqYw

3ème Gauche
https://www.youtube.com/user/3emegauche/featured

KEXP
https://www.youtube.com/channel/UC3I2GFN_F8WudD_2jUZbojA

Small Sessions
https://www.youtube.com/user/SmallSessions/videos?sort=p&view=0&flow=grid

Folk Alley Sessions
https://www.youtube.com/user/FolkAlleydotCom/videos

 

うまく検索できると、こんな感じの愛らしい弾き語りにもしょっちゅう遭遇します。

f:id:gati:20160321131435p:plain

https://www.youtube.com/watch?v=7udUxofdBIE

どこも公開していないので、定額制音楽配信サービス各社の売り上げをざっくりと推測してみた

「2015年後半に始まった定額制音楽配信サービスって、利益どれくらいでているのかなー?」というのが気になっている。サービス開始以来、LINEからもAppleからgoogleからサイバーエージェントからも、いつまで経っても公表がでない。


ので、先日発表された日本レコード協会の統計資料(*参照1)から、2015年の各社の売り上げをざっくりと推測してみた。
*本当にざる勘定なので、もし各社の公表資料をご存じだったり、「突っ込みポイントがあるよ、ほらこれ。」的な場合はご連絡いただけますと有りがたいです。


まず、2015年の定額制音楽配信サービスの総売り上げ実績は約124億円。グラフで見ると後半に伸びが見られる。

f:id:gati:20160228180105j:plain

2015年後半にサービスを開始した5傑はGoogle Playミュージック、Apple Music、AWA、LINE MUSIC、Amazon Prime Musicの5社。どれも6月を過ぎたあたりからサービスを開始して、10-12月に課金が始まっている(*参照2)。


レコード協会によるこの売り上げ実績が、各社のサービス無料期間分をどこからどこまで計上しているのかどうかは分からない。けれども、少なくとも4-6月は上記のサービスは開始されていなかった。


なので、

サービスも課金も開始されている10-12月から4-6月を引いた売り上げを、
ざっっっっくりと新しく開始されたサービスのものとする。

すると、、


10-12月=4113。
4-6月=2703。
4113-2703=1410。

1410を5社で割ると、282。これは3か月分なので、3で割って1か月分に直す。
282を3か月で割ると、94。

各社1か月あたりの売り上げ実績は9千4百万円と推測できる。


うーん、この規模はどれくらいなんだろうなあ。


あとはここから、各音楽会社への権利料や固定費(配信コスト、人件費等)を引いて、粗利となる。

例えばCDの話でいうと、ここから70-80%はレコード会社の取り分となるから、2千3百万円。


ふーむ。。ここから固定費(配信コスト、人件費等)を引く、、と。。
悶々と考えさせる数値。。。


*参照1
有料音楽配信売上実績(日本レコード協会)

*参照2

各社のサービス開始日と、課金タイミング。

 

AWA
5月27日開始 (90日間無料)*課金は9月分から開始。

LINE MUSIC
6月11日開始 (2ヶ月間無料)*課金は9月分から開始。

Apple Music
7月1日開始 (3ヶ月無料)*課金は10月分から開始。

Google Playミュージック
9月3日開始 (30日間無料) *課金は10月分から開始。

Amazon Prime Music
11月19日開始 *Amazon Primeサービスの一環なので独立したPrime Musicとしての課金タイミングをどこでとるかは謎。

*参照3

定額制配信でアーティストは稼げるのか?

届くぐらいの未来の社会への不安と、それへの折り合いの付け方、のようなもの。未来語り本まとめ付

未来語り本やモノゴトが好きで、ことあるごとに読んでいる。

未来といっても、4,5年くらい先の話から、自分がこれくらいまでなら生きているだろうなあ、というぐらいの先まで。

それくらいの幅だと書かれているコトも、フィクションとノンフィクションの間、寓話と世間話の間、理想と現実の間の丁度いいバランスを保っていて、めっぽう面白い。

 

1冊目は、ジェレミー・リフキン『限界費用ゼロ社会』。

限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭

限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭

 

タイトルにある「限界費用」というのは「モノやサービスを1つ増産するのにかかる費用」のこと。

たとえばモノとしての書籍で考える。幸運なことにある本の初版分が売り切れそうになって、追加しなくちゃいけないとする。そのとき1冊を増刷するために、いろいろかかってくるお金を考える。ちょっと語弊があると思うけれど、モノゴトを簡略にいうために極端にあげてみると、著者の稼ぎ、出版社の取り分、印刷代、取次の仲介料、紙代、インク代、等々。

この「限界費用」が、インターネットが社会のすみずみまで浸食することによって、どんどんゼロに近づいていく(産業によっては差はある)。書籍の場合でいえば、「電子書籍にしてAmazonで売るか!」とした場合。ごくごく極端な話、費用は著者の稼ぎと売れた場合のAmazonの取り分だけになる。

こんな調子で、本だけではなく、

輸送だったりエネルギー伝達(の効率)だったり教育だったりにかかっていた費用も劇的に減る。それにつれて社会も劇的に変わりますよ、

ということを懇切丁寧にまとめたのが、『限界費用ゼロ社会』の一つの要旨。

あくまで限界費用=モノやサービスを1つ増産するのにかかる費用のことなので、固定費用は避けて通れない(インターネットだって海底ケーブルのインフラやデータサーバーが必要だ、等)。それにしたって、コストを減らせるところはこんなにもあるのか!と感じたのが本書だった。

 

ただまあ、重々お気づきのように、

「人的コスト」も大いに劇的に減る

ので、どうにかしてこのビッグウェイブを乗り越えなくては…という気分にもなる。

 

■2冊目は、池田純一『〈未来〉のつくり方』。

題名からして未来語りしている。

シリコンバレーを中心に増殖しつつある、イノベイティブで(同時に既存産業を駆逐するので破壊的でもある)事業を紹介。その開拓精神がどうやってアメリカで醸成されてきたかを、19-20世紀の思想家たちを起点にしつつ、現代の実業家たちとの連なりを紹介する、というのがこの本の趣旨。

後半で展開されている

著者の見立てが鋭くて、「あーこうなるのかも未来…。」

と思わせられた。

f:id:gati:20160130165706j:plain

直近の2020年代が「Internet of Things」。

(余談:「IoT」って駄々をこねて泣いている子どもに見えるな…。)

これは「モノのインターネット化」のことで、もうこの言葉を見ない日はない、くらいな流行語になっているけれど、いまいち実感を込めてどういうことなのか分かりにくい人もいるかも知れない。私もいまいちわかっていないかも。iPhoneのsiriだとか、Amazon Echoだとか。あ、あとIoTのビッグウェイブを起こしつつあるソラコムだとかがいい例なんだろう。

 

「モノのインターネット化」について怖いくらいに分かりやすいintelの素晴らしいまとめアニメを貼っておこう。

さて『〈未来〉のつくり方』に戻って、2030年代はどうなるかというと、「Internet of Lives」。

生命にインターネットは浸透していく。

それはどういうことかといえば、

合成生物学のように、DNAの操作をコンピューターのプログラミングのように扱える日が近づいている。(中略)生命と非生命、有機物と無機物との間の境界が曖昧にされていく。

(池田純一『〈未来〉のつくり方』p283)

2040年代の「Internet of Organs」までくると、もうなにがなにやら。人間、物、生命ときて、その次は器官、細胞にまでインターネットが浸潤する。見えないもの、操れないものだったレイヤーが段々と理解できるようになって、

精神と物質との境界が曖昧になっていくこと。

ここで大いにヒントになってくれそうな動画の力を拝借。納豆の動画をあげよう。正確には納豆菌。これがまたえらく恰好いい。

「モノの世界とサイバースペースとをいかに繋ぐか」に心血を注いでいる、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ内の研究チーム、タンジブル・メディア・グループ。彼らによる、ファッションショウでも始まりそうな、洗練された研究プレゼン動画。

納豆菌のもつ「微細な湿度に反応して膨張する」特徴を利用して、繊維に植え付ける。すると、例えば「踊って汗かいたーっ。」てときになると、服の形態が可変するのだ。

これらの本や記事や動画の端々に触れるだけでも、

「あーいま産業革命中なんだろうなあ。」というボケっとした感慨を強くする

のだけれど、同時に芥川龍之介ばりのぼんやりとした不安も強くした。

 

その「ぼんやりとした不安」というのは、

「仕事って、人間って、どうなるんだよ、うわー…!」

ということ。 こんな記事あんな記事いっぱい出回っているけど。2020年まで、あと少し。

「そんなの知らないよ!」と匙を投げて最寄りのフォース・ウェイブ・コーヒー・ショップ(地元のパン屋のイート・イン・スペース)でだべりたくなるのを必死で抑え、ネットの海をさまようと、一つの光明が…。いや、正確には予想着地点というか。

 

ヘブライ大学の歴史家ユヴァル・ノア・ハラリのTEDトーク。字幕付き。

 

この回での主な内容(「人類の台頭はいかにして起こったか?」)も十分刺激的だったけれど、14:54からの、新刊(おそらく『Homo Deus: A Brief History of Tomorrow』のこと)についてさらりと言った言葉が衝撃的。

曰く、

コンピューターが人間を超越して、人間が不必要になる可能性がはっきりとしてきました。21世紀における政治的かつ経済上の大きな疑問は「何のために人間が必要なのか?」となるでしょう。

(中略)

富裕層は仮想の神に成り上がり、貧困層は役立たずの層に成り下がっていく。

社会的問題を防ぐには不必要な人々を満足させておくこと。ドラッグとコンピューターゲームで…。でもこれはあまり好ましい将来とは思えませんね。

 

うーん、

まったく好ましくない未来だ。

 

はたまた、ぼーっとしていたら映画『マトリックス』のようにコンピュータによって首筋からジャックインされて、仮想現実の中で気楽に過ごせているのだろうか…?好ましくないとかどうとか考える前に…?

未来の着地点の1つはなんとなくは分かったけれど、すっきりしない。

 

ので、最後はまた、ジェレミー・リフキン『限界費用ゼロ社会』に戻ろう。

 

18ページに早々と書かれていたケインズの言葉を孫引きして幕引きにします。

著者のリフキン氏が理想主義なのか、それとも引用されたジョン・メイナード・ケインズ(20世紀前半を代表する経済学者)がそうなのか、は知らないけれど。今の時代に読んでも希望に溢れた、いい言葉。

ケインズが見て取ったように、新しいテクノロジーは空前の勢いで生産性を向上させ、財やサービスのコストを削減していた。また、財やサービスを見直すのに必要な人間の労働を劇的に減らしてもいた。ケインズはその状況を表す新語を考え出しさえし、それを自らの読者に伝えた。

 

「これからの年月には、『技術的失業』という言葉を何度となく耳にすることだろう。これは、労働力の新たな使途を発見しうる速さを、労働力の使用を節減する手段の発見が凌駕するために生じる失業を指す」。

 

ただしケインズは、急いでこう言い添える。

 

技術的失業は、短期的には人々を苦しめるものの、「人類が自らの経済の問題を解決していること(*1)」を意味するから、長期的には大いなる恩恵である、と。

 

「こうした経済的必要が満たされ、さらなる勢力を経済以外の目的に傾けたくなる時が、まもなく、ことによると私たち全員が思っているよりもずっと早く、到来するかもしれない」とケインズは考えていた。彼は、機械がほぼ無料の財やサービスを潤沢に生み出し、人類を労役や苦難から解放し、そのおかげで人間は金銭上の利益にばかり心を奪われず、「いかに生きるべきか」や従来の枠を超えることの探求にもっと集中できるような未来の到来を待望していた。(*2)

 

ジェレミー・リフキン『限界費用ゼロ社会』p18
*1:原文は傍点付き。
*2:改行と太字は筆者による編集。

ちなみにケインズがこう言った時代背景には1930年前後、つまり、失業者が増え、移民が増え、銀行が閉鎖していった、世界恐慌がある

 

現代の状況下と似ている?なんて野暮なことは言いませんが、こうした歴史や未来本に触れることで、不安は少しだけ融解するような。少なくとも、折り合いの付け方はそれらからずいぶんと学ぶことができる。

 

■おまけ1:BGMはこれが最高。まずは3曲目「Ballet Mecanique」をどうぞ。 

未来派野郎

未来派野郎

 

 

 

■おまけ2: 未来語り本まとめ

近々 > 未来派野郎志向、という並びになっております。

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